「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」を読んでみました。話題の本ということで、ほぼほぼ素人状態ですが、読んでみました。
この本ってどんな本?
NFTとはいったい何?から始まり、(この本では代替不可能なデジタル資産と訳さています)NFTによるゲームやアートなどの、実際どのような使われ方をしているのか。NFは資産の一つなので、それについての法律や会計、そしてこれからのNFTについての展開を、全部で21のテーマごとに、その各テーマの専門家の方が解説をしている本です。
この本のざっくり紹介
NFT?なんですかそれ。
私のスタート地点はここです。最近、たまに聞く単語で「ふーん」ぐらいの認識でしたが、現代社会の勉強のつもりで読んでみました。ブロックチェーン技術がもたらした世界の一つですが、ブロックチェーンはビットコインぐらいのイメージだったのですが、この本を読んで時代は進化しているなと思える内容でした。
大きく3つのくくりで構成されています。
・NFTビジネスの全体像
・NFTの法律と会計
・NFTの未来
NFTビジネスの全体像では、現在のNFTの世界が紹介されていて、ゲーム、アート、音楽、スポーツ、このあたりの分野と組み合わせているのが現在の主流のようです。各分野とNFTビジネスの最前線といった内容で、遅かれ早かれこの世界を避けては通れないなと感じました。
NFTの法律と会計では、NFTが最近できた世界なので、特に国内での法律の整備が進んでいない現状のレポートは、「まーそうだよな」と思いました。このあたりは自分でお金を出して、実際に売り買いをしないと、ピンとこない印象です。
NFTの未来では、今後の展開予測の内容が多いのですが、NFTを利用したゲームで、ゲームを楽しむユーザーがゲーム内でお金を稼ぐ世界の可能性が書かれています。このあたりは私は衝撃的な内容でした。
この本をオススメしたい方は?
・NFTって何?
・NFTと何に使われているのかを広く知りたい方。
このような人にオススメの本です。NFT関連の本は、ざっと検索しましたがこの本に比べて、各分野に、もう少し深く特化した感じの本が多いです。とはいえそ、この本は予備知識やNFTに触れていないと難しい内容なのですが、現在出版されているNFTの世界を知る初心者本としては、最適解の一つかなと思います。
ページ数と読みやすさのイメージ
全300ページ強の内容です。
読みやすさは、執筆されているテーマによって結構変わってきます。読む方の各テーマの予備知識によって、相当違ってくるなと感じました。21のテーマがありますが、あまり各テーマごとの前後の関係性はないので、興味のあるテーマを拾い読みでもいいかなと思います。
ではでは。