「香菜里屋を知っていますか」
最近になって、本屋さんで平積みされていたので、「はて？新作？」と思っていたのですが、調べてみると新装版とのこと。自宅にある２００１年発行の講談社文庫版を、数年ぶりに全４巻を読み直しました。
この１〜２年で、数千冊レベルで本の断捨離を行った私ですが、このシリーズは手放せなかった。２０２１年の今、改めて読んでも面白いです。２０年以上前の作品ですが、時代やテクノロジーの変化が起きても違和感なく読めます。何よりもお酒と食べ物の描写が「本当に美味しそう！」ビール好きの私としては、今でもこんな店があったら通いたいと、本気で願っています。
試しに読まれる方がいらっしゃいましたら、どの話から読んでも問題ないですが、シリーズものなので多少の繋がりが出ます。気になる方は最初から読まれることをオススメします。ショートのミステリー集の形をとっているので、一日一章づつ読むのにちょうどいいです。
