「ウィスキーは好きなのだけれど、種類が多すぎて何を選んだらいいのかわからない」
どんなジャンルのお酒にもありがちなのですが、どのお酒も種類がめちゃめちゃ多くて、何から始めればいいのか結構困ります。
ウィスキーの初心者向けのものは?
ウィスキーの種類がどのくらいあるの?
ウィスキーの基本的な飲み方は?
最近のハイボールブームでウィスキーが少し身近なお酒にはなった気がしますが、ウィスキーの好みを理解するのは、ハイボールだけを飲んでいても難しいのも事実です。
この一冊でウィスキーの基本的なことは、一通り学ぶことができます。
読みやすい本で、ウィスキーのことを知りたいなといった初心者向けの内容です。
この一冊で自分の好みのウィスキーに巡り合えるかも。
目次
第1章_ウィスキーを美味しく飲むために
第2章_主要な生産地とその歴史
第3章_もっと深く知るウィスキーの世界
この本の内容拾い読み
好みの味のウィスキーを見つけよう
ウィスキーには味の方向性がいくつかあって、この本では、「フルーティー」「ミディアム」「スモーキー」の3種類に大きく分類しています。
「フルーティーテイスト」のおすすめウィスキー
・マッカラン10年
・エドラダワー10年
・ダルモア12年
「ミディアムテイスト」のおすすめウィスキー
・グレンリベット12年
・グレフィンデック12年
「スモーキーテイスト」のおすすめウィスキー
・アードベック10年
・ラフロイグ10年
・ラガヴーリン12年
ボディの違い
ワインとかではよく聞く表現ですが、お酒を口に含んだ時に感じる重みで「ボディ」という区別の仕方が出てきます。「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」の3種類に大きく分類しています。
「ライトボディ」のおすすめウィスキー
・ボウモア10年
・カティサーク
・カナディアンクラブクラシック12年
「ミディアムボディ」のおすすめウィスキー
・ザ・マッカラン10年
・ジム・ビーム
・山崎12年
「フルボディ」のおすすめウィスキー
・アードベック10年
・バッファロー・トレース
・響21年
ウィスキーの分類
ウィスキーは素材と混ぜるか否かでいくつかの種類に分類できます。
とうもろこしや小麦を原料とした「グレーンウィスキー」
二条大麦の麦芽のみを原料とした「モルトウィスキー」
モルトウィスキーはそこから2つに別れます。
一つの蒸留所で作られたモルトウィスキーを瓶詰めした
「シングルモルトウィスキー」
複数の蒸留所で作られたモルトウィスキーをブレンドして瓶詰めした
「ブレンデッドモルトウィスキー」
そして、先ほどのグレーンウィスキーと、モルトウィスキーを混ぜたものが
「ブレンデッドウィスキー」
これが日本国内で一番流通しているウィスキーかなと思います。
ちなみに「シングルカスク」という言葉があって、シングル=一つの、カスク=樽という意味で、一つの樽のみから瓶詰めされたもので、
さらに「カスクストレングス」という言葉は、樽出ししたあと加水せずにブレンディングして瓶詰めしたものなのだそうです。
ウィスキーの主要五カ国
ウィスキーは世界のいろんな国で作られているそうですが、その中でもウィスキーの生産における主要五カ国というものがあります。
「カナディアン」・・・カナダ
「バーボン」・・・・・アメリカ、ケンタッキー州
「スコッチ」・・・・・スコットランド
「アイリッシュ」・・・アイルランド
「ジャパニーズ」・・・日本
主要五カ国に日本が入っているのは、少し意外な気もしましたが、歴史はこの中で最も浅く繊細な味わいが特徴とのこと。
ちなみに、スコッチの中で「グレンファークラス105」というウィスキーがあるのですが、度数はなんと60%!”鉄の女”と呼ばれたサッチャー元首相が好んだお酒だそうです。
終わりに
好きでウィスキーを長年飲んでいたのですが、この本を読んで、この本の1割も知識がなかったことに衝撃を受けました。
そんな酒飲みは多いと思います。
どうせ飲むなら、知っておくに越した事はありません。
ウィスキー好きには楽しい一冊だと思います。
ではでは。