「配当金生活!」なんか夢のあるお話です。
株式投資?ギャンブルっぽいな。
日本企業の株の配当金?大したことないんでしょ。
日本企業の株って配当金より、株主優待が良いんでしょ。
日本企業の株で配当金をもらうために投資をしていると話をしたら、言われそうなワードですが、この本は、その日本企業の株を買い配当金をもらうことを目的とした、株式投資の本になります。
決して「株を売って買ってさらに売って、倍々ゲームで増やして、億り人!」
そんなハイリスクハイリターンを狙う投資ではありません。
むしろ、ローリスクローリターンの方がイメージに近い投資方法です。
本屋さんで投資のコーナーを見ても、圧倒的に日本企業の株で配当金をもらう投資の本は少ないです。
日本企業の株を買って配当金をもらう。そんな世界が覗ける本です。
目次
第1章_半永久的に「配当金」が入ってくる最高の投資法
第2章_3万円→12万円→100万円 配当金を計画的に増やす3ステップ
第3章_「配当株」を買うベストのタイミングとは?
第4章_一生持ち続けることができる王道の配当銘柄
第5章_「1株当たり利益」で優良銘柄を見抜く!
第6章_持っているだけで利益が増える「増配銘柄」の探し方
第7章_配当太郎が注目する15銘柄の「今後」を診断!
高配当株投資について思うこと
高配当株投資は地味だけど、投資している実感が出やすいです。
ここのところ、国が投資を推進しているのですが、国が作った枠組みでもある積立Nisaで買えるラインナップを見ると、アメリカや全世界を対象とした、手数料安めの投資信託が目立ちます。
多分、これが国が国民にやって欲しい投資の、正解の一つではあると思うのですが、この投資を実際にやってみると「手堅い投資信託はとにかく、やることがなくてヒマ」
世間一般の投資のイメージの、「私、投資している!」この実感が得られにくいんです。
投資信託がヒマな理由
・毎月決められた額を積み立てていくように投資信託を買う。
・増えたとしても、証券口座の額が増えるだけで、売らない限り銀行口座の額は増えない。
・投資信託は頻繁に売り買いすると、損をする可能性が高いので、基本見ているだけ。
高配当株が投資信託に比べて嬉しい理由
・株を買うのは好きなタイミング。
・配当金が銀行口座に入ってくる。
・買い増し、銘柄の選定や売却など手をかける必要があるので、投資の実感がわきやすい。
私は投資信託と、日本企業の高配当株投資の両方をやっていますが、高配当株投資は楽しいです。
高配当株の現実
日本企業の高配当株投資の配当のリターンは、安定した企業を選定すると3〜5%がいいとこかなと思いますので、100万投資したら一年間で多くて5万円のリターンで、そこに20%くらいの税金がかかりますので、100万投資して、手取りは年間で4万円といったところでしょうか。
(仮に10倍の1000万円の投資だと年間40万くらいの手取りのイメージ)
地味?と聞かれると「地味」と答えてしまう感じです。
高配当株をやったことがない人は、あまり意義がないようにも感じてしまうかもしれません。
でも、年間4万円の手取りでも、docomoやAUやSoftbankなどのキャリアを選ばなければ、スマホの回線利用料金は賄えてしまうので、考え方によっては悪くないかなと思います。
理想的には、賃貸の家賃分ぐらいを高配当株の配当金で賄えることができれば、衣食住の「住」の心配が老後も無くなるので、安心感が出るかなと思っています。
終わりに
この本では、買う株は業種セクター別に買い、全てを合わせて数種類に厳選することをお勧めしていますが、このあたりはリスクをどこまで分散させるかかなと思います。
少なくとも、私はこの数倍の数の企業に、投資を薄く分散させています。
メリット、デメリットはあると思いますので、これから始める人は、このほかにもいくつか情報を取って、判断してもらえればと思います。
この投資は買い方によっては、ハイリスクな投資にすることも可能なので、自分のリスク許容度がどのくらいまであるのか?を考えることができる投資なのかもしれません。
個人的には、楽しい投資です。
ではでは。