「2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望」を読んでみました。
2019年の11月に出版された本で、ずっと気にはなっていたのですが、2021年の8月の今、遅ればせながら読んでみました。この2年間にコロナがあって、アメリカの大統領が変わってと、世界的に大きな変化があった前に書かれた本ですが、特に違和感無く読むことができました。
SDGsのいくつかの項目を中心に各種データと一緒に掘り下げながら、2030年の予測もしていくといった内容です。
私の落合陽一さんへの勝手なイメージで、
2030年の未来を想像して「こんなテクノロジーや、あんなサービスが生まれてくると思いますよ」ということを、テクノロジー優先で、ずらっと書かれたものかなと思っていたのですが、
データ主体で現在の情報を踏まえて、この方向性が考えられるのでは?という、手堅いアプローチで書かれた本だと感じました。
本の内容は読みやすいと思います。
文字量も通常のビジネス書をイメージしていただければ問題は無いかと。
ただし情報量は多く、さらに出典元の注釈も多く、「時間をかけてゆっくり読み進めよう」と思えば、相当時間をかけて読むことができます。学校とかで1年くらいかけて授業にしても良いのでは?と思える情報量だと感じました。興味のある方は、是非。
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