【世界一わかりやすいインボイス】インボイスの基本の「キ」から学ぼう

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世界一わかりやすい! インボイス [ 永井 圭介 ]
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インボイス制度

そもそも、インボイスって何?
なんでこんなことが始まった?
どこまで影響が出てくるのか?

個人事業主、会社の経理担当の方など、急ピッチで色々な整備をしている方も、直接は関係しないのだけれど作業が発生したり、確認作業をしたりしている方も多いかと思います。

こんなインボイスの基本の「キ」から学べる本がこの本。
一般知識としてインボイスを知っておきたい人や、実務者にもおすすめの本です。
一人親方や個人事業主に近い働き方をしている人には、一読の価値があります。
140ページと薄い本なので、気軽に読める一冊です。

目次

・基礎編_消費税の仕組み
・PART1_インボイスってそもそも何?
・PART2_免税事業者はどう対応したらいい?
・PART3_免税事業者と取引する場合は?
・PART4_ケーススタディー
・PART5_インボイスに役立つツール
・PART6_インボイスQ&A

この本の内容拾い読み

インボイスってそもそも何?

インボイス=適格請求書等保存方式

インボイスは税務署にお墨付きを与えられた請求書などのことで、1989年に消費税が導入された際に、混乱を抑えるために、当時一部の小規模事業者は消費税を納めなくていいという、免税事業者の制度が採用されたのですが、改正が進み(免税事業者を決める金額の変更など)今回のインボイス制度が始まっています。

この制度の影響として、「免税事業者が発行した請求書について、その請求書に消費税額が書いてようが、書いてなかろうが消費税を負担したとみなされなくなる」ので、

免税事業者と取引を行った際に発生した消費税を、今までは免税事業者に払った分は、その額を差し引きして国に納税していたのが、免税事業者からの請求書の消費税はカウントできなくなったので、免税事業者に支払った消費税の額を、国に払わなけれがいけなくなるということになります。

インボイスを無視していい人

インボイスを求められているのに対応しないと、取引相手に税負担を強いることになるので、取引相手側がインボイスが出せない相手に取引を継続するか検討される恐れがあります。

でも事業者によっては、インボイスを無視してもいい人も存在します。

・消費者相手の小売をしている人(副業をしている人も含む)
→領収書をもらって経費にする顧客からは求められる可能性あり
・インボイス不要の業種
→元々売り上げが非課税の居住用物件の大家さんなど
→農協、漁協、森林組合に生産物を卸している農家
・個人的にインボイス不要の人
→提供するサービスが唯一無二の人
→仕事が減っても構わないと思っている人

何でもかんでもインボイスに対応できなくてはいけないわけではなさそうです。

終わりに

インボイス制度が導入されるにあたって、周囲の取引先がザワザワしていました。
経理部を持つような企業は、企業規模からいっても取り組まざるを得ないので、専門の経理部員などが対応できるのですが、一人親方やそれに近い働き方をしている人には、「訳がわからなくて調べて対応するヒマも無い」というのが正直なところなのでは?

税に関するルールは変わっていくものなので、変化を受け入れていくしかないのでしょうが、なかなか大変です。

この本はかなり実務に近い目線で書かれているので、色々な立場や環境にいるどの人にも参考になるかと思います。

ではでは。

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