【経営理論をガチであてはめてみたら自分のちょっとした努力って間違ってなかった】経営理論の世界は広い

「心理的安全性」「新レッドクイーン理論」
などなど、ビジネスの世界で、色々と出てくる経営理論。

これらの経営理論って、本やセミナーなどで学ぶことがあっても、実際に意識して使うことはあまりないと思うのですが、意識していなくても実は普段の仕事の中で、知らず知らずのうちに組み込まれているんです。

これらの経営理論が実際の仕事に、しかも身近な範囲に組み込まれている様子を、マンガ形式で紹介している本です。

前半はマンガで経営理論と、実際にその理論が使われている様子が描かれていて、後半は前半に出てきた理論の解説や応用編などが書かれています。

今までに学んできたビジネス理論。「いつ使うんだ?」「エライさんが学んでくれないと・・・」などと思ったことがある方には、ビジネス理論を自分のために具体的な形に落とし込むヒントになるかもしれません。

気軽に読める本です。オススメです。

 

この本の内容を拾い読み

心理的安全性

心理的安全性とは

 

組織の誰もが非難されるのではという不安を抱いたりせずに、自らの考えや気持ちを率直に発言できる状態

会議でこの「心理的安全性」を確保するのはなかなか難しいです。会議の種類にもよりますが、半ば報告会だったり、偉いさんが部下を鼓舞するのが目的では?といった会議だと、発言には気を使います。

会社の会議では、なかなか心理的安全性を確保するのは難しそうです。

対策の一つとして、管理職の方に「なるほど」というフレーズをよく言ってもらうだけでも、かなり違うようです。活発な意見が欲しい管理職の方は試されてみては?

 

新レッドクイーン理論

新レッドクイーン理論とは

 

同僚やライバルと競争し切磋琢磨することは、成長のためには必ずしもいいことではないのでは?という理論。

 

これに対して、レッドクイーン理論は、同僚やライバルと競争し切磋琢磨することで、成長が促されること。

この新レッドクイーン理論を意識するシチュエーションですが、大きな市場などの環境変化が起きて、同僚やライバルとの争いをしていても、みんな結果が出せなくなるので、それまでの社内での競争が一気に無意味になってしまう感じが、働いていて起きる、ありがちなシチェーションといったところでしょうか?

成果で査定される環境にいると、ついつい同僚の成果を見てしまうのですが、それだけにならないように、広い世界を意識することを忘れないようしなければ。という気になります。

 

トランスフォーメーショナル・リーダーシップ

トランスフォーメーショナル・リーダーシップとは

 

①メンバーに方針やビジョンを啓蒙する。
②メンバーの知的好奇心を刺激する。
③メンバーひとりひとりと丁寧に向き合う。

 

これに対して、信賞必罰を持って力強く導くリーダーの形をトランザクショナル・リーダーシップと呼ぶ。

トランスフォーメーショナル・リーダーシップ。

通称TFLと呼ぶそうですが、海外ではこのTFLがリーダー像のトレンドになっているそうです。

信賞必罰を持って力強く導くリーダーの形が、トランザクショナル・リーダーシップで、典型的なリーダーのイメージはこの形で、チーム員にプレッシャーをかけ続ける厳しい空気感の感じですが、

TFLは方針やビジョンを示して、ひとりひとりと丁寧に向き合うという、イメージとしては優しい空気感かな?と言った印象になるかなと思います。

結果が出るのならTFLが現代風なやり方かなと思います。パワハラの心配も減りそうなので、こういったリスクを抑えることもできるのかな?とは感じます。

 

終わりに

この本にはここまでに書いた理論以外のことも、たくさん書かれているのですが、この本を読んでいると、「なんか聞いた気がする・・・」こんなことが結構出てきます。

この手の経営理論は、聞いてもどこか遠い世界の話になりがちなのですが、実際の会社で働く場合に、自分の身近で起きていることなんだとわかるだけでも、変わってくる気がしました。

実際に学んだり、聞いたりしたことを、小さくても試していくことの大事さがよくわかる本です。

面白かったです。

ではでは。

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