文章術の本を何冊か読んでいると似たような部分が出てくるのですが、これを何冊レベルではなく、何十冊レベルで読んだら、共通する大事なポイントが見えてくるのでは?
こんな発想で100冊の文章術の本から共通するノウハウを拾い出して、その数で1位から40位までランキングをつけて、その中身を説明した本です。
ベスト7までを完璧に身につけたら、文章の上手な人になれそうです。
文章術を学ぼうと思ったときに、まず手始めに読む本としておすすめの一冊です。
ポイント拾い読み
上位7位がこんな感じの内容になります。
①文章はシンプルに
②伝わる文章には「型」がある
③文章も「見た目」が大事
④文章は必ず「推敲」する
⑤「わかりやすい言葉」を選ぶ
⑥比喩・たとえ話を積極的に使う
⑦接続詞を正しく使う
①「文章はシンプルに」のポイント
余計な言葉をとにかく削る。一文は60文字以内が目安など。
②「伝わる文章には「型」がある」のポイント
結論が先、説明が後が基本など。
ちなみにここでは、ブログ文章の型も紹介されています。
1.好きなものの「特徴」
2.好きになった(それを始めた)「きっかけ」
3.それを人にお勧めする「3つの理由」(メリットなど)
4.始めてみたいと思っている人への「アドバイス」
③文章も「見た目」が大事
余白で読みやすく、ひらがなと漢字はバランス重視など。
④文章は必ず「推敲」する
より良い文章にするために見直すことで、目的も紹介されています。
・誤字脱字を無くす。
・文字を加えたり、削ったりして読みやすくする。
・情報に間違いが無いか確認する。
・よりわかりやすい表現に差し替える。
⑤「わかりやすい言葉」を選ぶ
難しい言葉を簡単な言葉に置き換える。中学生までに習った字で、中学生に伝わる内容を心がけるなど。
⑥比喩・たとえ話を積極的に使う
比喩の効果として、印象付けやイメージが伝わりやすくなるなど。
⑦接続詞を正しく使う
接続詞は「使いすぎ」も「使わなさすぎ」もダメなど。
終わりに
これまでに紹介した上位7つのポイント以外にも、ベスト40までに自分の文章を向上させるためのコツや考え方などが紹介されています。
ブロガーや、ビジネス文章を書く機会が多い人にはお勧めです。
普段から気をつけていることも出てくると思いますが、改めて説明を読むと頭の中が整理されるのも、この本のいいところです。
いい本でした。ではでは。