ライターさんってどうやったらなれるのでしょうか?
場所や時間を選ばないイメージのこのお仕事。はた目にはちょっとうらやましい仕事なのですが、どうやって仕事をもらっているのかは謎の職業です。
この本では、現役のライターさんで、ライター講座の講師をされている著者が、デビュー、仕事の継続について解説をしている本です。
全300ページ強で、4〜5日くらいで読めると思います。
この本のざっくりポイント
ライターとはどんなお仕事?
この本で書かれている、ライターの仕事を分解したものです。シンプルです。
①依頼を受ける。
②取材をする。
③原稿を作る。
④納品する。
問題は、はじめの一歩をどうやって行うのかです。
この本ではその辺りも書かれています。
①書く仕事をしたいと宣言する。
②知り合いのツテをたどる。
③誰かに師事する。
④編集部、編集プロダクションで働く。
⑤ライター講座などの学ぶ場所に行く。
⑥ライター募集に応募する。
そしてライターは、依頼を受けることで始まるお仕事なので、依頼を受けなければならないのですが、いろいろな企業からの依頼のほかに、企画の持ち込みなども行なっているそうです。
わかりやすい文章を書くために
わかりやすい文章を書くための鉄則だそうです。
①一文を短くする。
②前後の因果関係をはっきりさせて書く。
①の一文を短くすると、
・主語と述語がねじれる。
・修飾語と被修飾語の関係があやふやになる。
・てにおはが変になる。
このあたりが全て無くなるそうです。
さらにテンポも良くなるので、読みやすくなる効果も期待できます。
②の前後の因果関係をはっきりさせて書くと、読みやすい文章になるようで、
ざっくりいうと
・AだからB
・AなのにB
この2つに集約されるそうです。
さらなるレベルアップのための文章術も書かれていますが、この辺りは本書で確認してみてください。
おわりに
ライターの世界がよくわかる本でした。
ライターの収入や、継続していくための方法、仕事相手との付き合い方などなど、ライターになりたい方、ライターってどんなお仕事?これらのことが広く書かれています。
文章術のスキルアップ本としても、お役に立つと思います。
ではでは。