【自分のお金のことを考えよう】お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動

ファイナンシャルプランナーが教える、お金を貯める方法の本で、支出を抑えるための方法などを紹介した本です。

派手な生活はしていないのにお金がなぜ貯まらない?
貯金や自分の資産はなんとなくこのくらい・・?
国が勧めるNISAなどの投資って一体どうなの?
老後のお金がなどの備え方がよくわからない?

などなど、ファイナンシャルプランナーとして、いろいろな人の「お金」についての相談に乗ってきた経験を50のアドバイスにして紹介した本です。

この本ってどんな本?

個人のお金についての本は色々ありますが、この本は支出を抑える、マイナスを抑えることに絞った内容です。全6章の構成になっています。

1章

日常生活編です。この本のタイトルにもなっている”部屋を片付ければお金が貯まる”はこの章のお話です。

色々な家を訪問して家計相談をしていて、「お金が貯めている人は部屋が片付いている」のだそうで、証書のたぐいがすぐに出てこなかったり、無くしてしまったりするパターンも・・・

モノを捨てられない。モノをため込む。このあたりは適正量を把握していない証拠で、モノを必要以上に抱え込まないことを推奨しています。「捨てるのが上手な人ほど、貯めるのも上手い」だそうです。

モノに囲まれているのが好きな人や、捨てるということが苦手な人は要注意。100円ショップが好きな人や、タダでもらえるものはついつい貰ってしまう人などは、注意が必要です。

このタイプの人は私の回りにも結構います。本当に捨てられないんですよね。私は捨てるタイプなので、結構???なのですが・・・

まずは日常をシンプルにするのが、はじめの一歩のようです。

2章

お金の使い方編です。お金は使ってこそお金というスタンスなのですが、使い方と管理の仕方は考えましょうという内容です。

嗜好品のまとめ買いはNG、コスパにこだわりすぎて時間の経過で価値が変わってしまうものの買い物は要注意!などの使うにしても、考えて使うアドバイスが詰まっています。

そして夫婦やパートナーとのお金の管理方法については、いくつかのパターンが提示されています。基本的には合算した方が無駄が少なく、お互いにお金の動きが見えるのでお金を貯めるのには向いているようなのですが、とはいえ各ご家庭の状況もあるので、パターンごとの特徴や注意点が解説してあります。

昔はパートナーの1人が稼いで、もう片方は家のことに集中するのが一般的だったので、結果的に合算になるパターンが大半だったと思うのですが、今は夫婦やパートナーがお互い働くことが当たり前の時代なので、いろいろなパターンが出てくるよなと感じます。

3章

この章はお金の増やし方編です。増やすための対策は示されていて、

①収入を増やして
②支出を減らして
③運用(投資)する

以上なのですが、投資は必ずしなければならないものとは、この本ではしていません。近未来に使うことが決まっていたり、手持ちの現金が少ない場合は、投資はリスクを伴うので絶対とはしていません。

ただし、投資をしないことで発生するリスクは理解しなければならないとしています。

①貯金ではほぼ増えない。
②インフレが進むとその分、現金の価値が減る。
③投資をやらない機会損失が起きる。

投資については、少額でも始めるのがお勧めとのことで、退職金や遺産などのまとまったお金が入って、それを一気に投資に回すとかは危険と警告しています。

私も投資はしていますが、投資は勉強が必要ですし、経験も必要とも感じているので、一気に投資は怖いですね。まとまったお金が入ったら、浮いたお金なので投資したくなる気持ちもわからなくもないのですが・・・

4章から5章

この章は備える編とライフイベント編いうことで、健康がもたらす自身の資産の防衛効果、若い人たちに向けて、結婚、マイホームの購入、教育費このあたりのお金の話とアドバイスがたくさん出てきます。人生のイベントでお金で失敗しないための内容になります。

6章

最後の章は人間関係編です。SNSとの向き合い方、家族との向き合い方などが主な内容です。

この章で面白い情報だったのが、「料理好きなパートナーを持つと、生涯貯蓄額が1260万円アップする」というものです。

細かい計算は本書を確認いただきたいのですが、外食よりは自炊の方が安上がりで、長年続けるとチリツモで、大きな額になるという論理です。併せて自炊を続けると健康的な生活を続けられる確率も上がるため、前章の健康がもたらす資産防衛にもつながるので、さらに良い!こんな感じです。

1260万は想定ですが、自炊メリットは多いなとは思います。やってみると結構楽しいですしね。

少し深読み

自分のお金の不安は尽きないものですが、この本は結構具体的な内容で、目安の金額なども出てきます。自分の家計や資産と比べて反省することも多かったです。

基本はこんな感じなのかなと。

自分の毎月のお金の流れを把握して、
いるものいらないものを見直して、
いらない出費はやめて、
浮いたお金で資産運用をして、
大きな出費、トラブりそうなことに気をつける。

この流れの中で、細かい情報やテクニックなどがいろいろ紹介されています。面白かったです。どうであれ資産運用の前に、自分の貯金や保険や携帯などの出費を見直すのが、初めの一歩かなと思いました。

ではでは。

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