【仕事を効率的にスムーズに行うための考え方】エッセンシャル思考

仕事を効率的にスムーズに進めたい。
誰もが一度は感じたことのある、この悩みを解決する方法として、エッセンシャル思考という考え方を解説した本です。

エッセンシャル思考を簡単に文章にすると、「自分の時間とエネルギーを最も効率的に配分して、重要な仕事で最大の効果を上げる思考法」となるのですが、これだけでは、あまりにもざっくりしすぎているので、本書では具体的な方法や考え方が書かれています。

仕事を効率的にスムーズに進めたい。
この本はそのヒントが書かれています。

この本ってどんな本?

こんな方におすすめの本です。

・仕事が多すぎて、やりたい事に集中したいとお悩みの方
・やらなくてもいい仕事を省く方法を知りたい方
・最大の効果を得るための方法論を学びたい方

この本は2014年に日本語版が刊行されたのですが、当時の話題になった本だったので、いまさらと思いながらも手に取ったのですが、2022年の8年経過した今の段階で読んでも充分通用する普遍的な内容になっています。

やるべき仕事に時間を割いて集中するということが、エッセンシャル思考の基本的な考え方なのですが、組織で働くと、この思考を徹底することが本当に難しい。所属する企業のスタイルや管理者によって大きく変わる部分でもあります。

自分の環境が良く無いので仕方ない。で終わってしまうと運任せになってしまうので、自助努力で改善に向けて頑張らないといけないのですが、そんな方のためにも、この本は実践的なアドバイスがたくさん出てきます。

エッセンシャル思考=「自分の時間とエネルギーを最も効率的に配分して、重要な仕事で最大の効果を上げる思考法」を身につけたい方にはオススメの本です。

読みやすさのイメージ

300ページくらいの分量です。
3〜4日くらいで読み終わると思います。

ページ数は多めですが、読みやすいです。細かい章立てになっているので、スキマ時間に読み進めても良いかと思います。

この本のポイントなどなど

重要なことを見極めて、他の重要でないことを切り捨てて、行動を仕組み化する。

エッセンシャル思考の行動は「重要なことを見極めて、他の重要でないことを切り捨てて、行動を仕組み化する。」こんな感じになるかと思います。

その反面、会社では自分がするべきこと以外の雑用にもたくさんの時間を使って、トラブルの際には顔を出して問題解決の手助けをして、自分の行動パターンは結果として他人が決めてしまっている。

このようなエッセンシャル思考の真反対のような行動パターンになってしまっている人も多いかと思いますが、こういう人は周りに好かれて重宝される人のパターンのような気がします。そしてどこの企業や部署にも1人くらいは、いそうな感じの人です。

エッセンシャル思考の行動パターンも、エッセンシャル思考の真反対のような行動パターンもどちらかに100%全振りすることは、組織で働く以上は難しいと思うのですが、成果を求めるのであれば、エッセンシャル思考の行動パターンに軌道を合わせていくのは大事なことなのだろうなと感じます。

一日会社で働いて、振り返った時に「今日、忙しかったんだけど何してたっけ?」こんな日は冷静に振り返ると、「会社で自分がするべきこと以外の雑用にもたくさんの時間を使って、トラブルの際には顔を出して問題解決の手助けをして、自分の行動パターンは結果として他人が決めてしまっている。」このパターンが多い気がします。

そしてこのパターンは、いい人の印象を周囲に与えて職場が潤滑に機能する反面、成果としての評価ポイントに繋がることは難しいと思うので、さじ加減は考えないとなと思います。

終わりに

ビジネス書の類は、2〜3年が賞味期限のような本が多いのですが(最近の情報技術の発達スピードが速く、国内や国際情勢やトレンドの変化が凄まじいので、仕方ないと思います)2014年刊行の本とは思えないくらい、現在でも充分勉強になる本でした。

「昔からある本だけど、いまさら読んでもねー」と思っている方にも、一度は読まれることをおすすめします。

ではでは。

 

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