「自分の力でお金を稼ぐのに、特別なスキルや才能は必要がない」
会社からの給料ではなく、副業を伸ばして、フリーランスで稼ぐ。
自分の力でお金を生み出すための考え方がまとめられた本です。
大きく稼ぐために、徹底した差別化や、ナンバーワン戦略を取ることを、この本では必要とはしていなくて、なんなら多くの人に商品やサービスを買ってもらわなくてもいいというスタンスです。
具体的な稼ぎ方のゼロからイチを作ることというよりは、イチを作ってから、そこからどう考えていくかに重点を置いた内容になります。
副業を伸ばして、フリーランスで稼ぐ!こうなりたいなと思っている方におすすめの本です。
この本のポイント拾い読み
価値は感情で決まる?
この本の価格や価値の考え方は「価値や価格は考えるものではなくて感じるもの」とされています。
例えば、野球のサインボールが、ファンの方には大きな価値があって、ケースによってはいくらでも支払う人がいる一方で、野球に興味がない人にとってはラクガキがしてある中古のボールになるといった感じです。
相手がどんな感情を満たして欲しいのか?相手の欲求を知ることができれば、お金を生み出せて、「どんな物やサービスであっても、お金を出してくれる人は必ずいる」んだそうです。
本当かな?と若干懐疑的な部分もあるのですが、感情と物やサービスをうまく結びつけられるかがポイントのようです。
お金についての思い込み
この本で書かれているお金の思い込みについてです。
①たくさんの人に買ってもらわなければならない。
②すべての人に認められるものを提供しなければならない。
③お金をもらったからには結果を100%出さなければならない。
④差別化しなくてはならない。
⑤ナンバーワンにならなけらばならない。
⑥すごい人にならなくてはならない。
⑦成功しなければ価値がない。
給料をもらっている勤め人の立場から見ると、これらの7箇条は、思い込みにしてしまってはいけないことばかりで、仕事をする上で追い求めていかなければいけない、仕事をする上で上司や経営陣から要求されることばかりの内容が並びます。
副業を伸ばして、フリーランスで稼ぐことを考えているのならば、勤め人の考え方を大幅に変えていかないといけないんだなと感じます。
終わりに
副業やフリーランスで稼ぐというのは、魅力的な言葉です。
いざ始めようとしても、
じゃあ何をしよう?
特殊な能力もないのに稼げるのか?
まずはそこからスタートなのですが・・・
何か一歩を踏み出した先に、お金の思い込みの7箇条が自分を勇気づけてくれるなと感じました。
どうであれ、雇用や世の中の経済状況がどうなるのか?なんて昔よりも不透明な時代になっています。
小さくても副業やフリーランスで稼ぐという選択肢を作っておくことは、これからの時代に重要なことだなと思います。
面白い本でした。
ではでは。