【教養としての着物】絶対に外せない日本文化。でも知らないことばかり

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世界のビジネスエリートを魅了する 教養としての着物 [ 上杉 惠理子 ]
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着物。
日本の民族衣装なのに、普段着ている人はほぼ皆無。
でも着ている人を見ると男女問わずに「素敵」と思ってしまう着物。

日本の衣装なのに、着物を着て通勤しているサラリーマンはいないし、着物を着て通学している学生もいない。

どうしても特別なものになってしまうのですが、日本に住むからには基礎知識ぐらいは知っておきたい、ハードルが低いなら、オシャレ着くらいには取り入れたいのだけれど・・・?

着物の疑問を一気に解消してくれる一冊です。

 

この本の内容拾い読み

浴衣と着物の違いって?

夏祭りぐらい頑張って着たいなと思う浴衣と着物の違いって一体なんなんでしょうか?

一言で現すのならば、

浴衣とは「夏の着物のカジュアルな着方」

浴衣の始まりは、平安時代の貴族が蒸し風呂に入る際に着ていたものが始まりとのことだそうですが、現代に近づくにつれて、浴衣はパジャマのようなものと教えられたりする時代を経て、現在は浴衣は着物に近付いているのだとか。

着物として着るか、浴衣として着るかの問題で、ラフに着る浴衣っぽい着こなしであれば浴衣なんだそうです。

 

フォーマルな席の着物のルール

フォーマルな席で着物を着る場合は、現実的には業者さんに丸投げして、上から下まで揃えてもらう感じになりそうですが、なんとなくでも意味くらいは押さえておきたいもの。

まず、着物はフォーマルに近づくと白い足袋、白い半衿という感じで、「着物は白で礼を尽くす」という考えがあるそうです。

白の漢字の成り立ちは頭蓋骨がルーツで、神聖な色のイメージがあるそうで、神事には白がつきものになったのだとか。

もう一つが、重ねるということで、祝いの席では襟や帯を重ねて見せるのだそうで、重ねることで「佳きことが重なりますように」との願いが込められているそうです。

人が亡くなったりの場合の服装は逆で、こういったことが重ならないとの願いを込めて、重ねないのがルールなのだとか。

 

おわりに

この本の著者は、和装、着物のコンサルをされていることもあり、日常の様々なシーンで着物を着ているそうです。

いろいろ試してわかったことは、ロングスカートでできることは、着物でもできるのだそうです。ハイキングぐらいなら可能で、スキーも滑ったことがあるそうで、これについてはこの本に写真も載っています。

着物の可能性を感じさせてくれる一冊でした。

ではでは。

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