「父さんが子供たちに7時間で教える株とお金儲けの教養。」を読んでみました。
この本ってどんな本?
株式投資について、親子の対話形式で、そもそも株というものとは?から始まり、株式投資をスタートする前に理解しておかなければならない考え方や、注意するべきことが説明されています。
親が子に教える内容なので、我が子が株式投資で大きな失敗をしないために、注意するべきことを丁寧に解説してあります。
実際に株式投資を始めるにあたり、大ケガをしないための知識を学べる内容となっています。
この本をオススメしたい方は?
・これから株式投資を考えている方、投資初心の方。
・子供に株式投資というものを、自分の口で伝えたい方。
・株式投資の基本をおさらいしたい方。
この本のポイントなどなど
丁寧な株式投資の初心者本
わかりやすい投資の本を探しているときに、本屋さんに平積みされていた本で、面白そうかなと思い、読んでみました。
株式投資とは、いったい何なのか?
株式会社はどのように生まれたのか?
投資で気を付けなければならないこととは?
などなどが、わかりやすく解説されている本でした。
ものすごく丁寧に伝えてあります。
最終的にはインデックス投資になるのですが・・・・
この本のオススメの投資は、最終的には手数料の低いインデックスファンドになるのですが・・・、
最近の投資本でオススメされるケースが多い米国インデックス投資。
でも、インデックス投資から株式投資をスタートした場合に気になるのが個別株です。
私がそのパターンで、インデックス投資一本槍で、いいのだろうかと、迷いが出てくるときがあります。
この本は、そんな方に向けて読んで欲しいのですが、書かれている内容の8割が個別株投資についての情報になります。
インデックス株式投資が合理的で、リスクを抑えられる投資法ということを伝えるために、個別株についてきっちり説明するというのが、この本のスタイルとなっています。
どんな分析法や、どんな経済アナリストがお勧めしたとしても、個別株投資に確実な答えはないということが良く分かります。
多分著者の方が実際に体験したであろう、個別株投資の企業分析の方法とか、失敗例がたくさん出てきます。特にレバレッジについては、相当怖い投資だなと再確認できました。
この本で著者曰く、高校生くらいなら大人と変わらない理解度が備わっていると考えていいとのことで、確かに高校生には、この本レベルの内容を授業で扱えば良いのになと感じました。これを知っているのと知らないのとでは、社会に出た時に落とし穴にはまる確率は相当低くなるだろうなと感じました。
個別株の分散
この本では、インデックス株投資の前段階として、個別株を20銘柄くらいを買っておけば、分散が効くという試算があるそうなのですが、個人的には20は少し怖いかなと感じました。
多少、ほかの投資関係の本などを読んだ感覚だと、私が個別株投資を行うのならば、業種別にセクターを広く分散して、銘柄も50くらいは欲しいかなと感じました。
ただ、そこまでいくと、市場全体にかけるインデックス投資に近づける作業になっていくので、それだと個別株は買わなくても良いんじゃないの?という問いが出てきます。
私の悩みの、インデックス投資一本槍でいいのか?が、やはりいいのか?
株式投資は考えることが多いです。
こういうことを見直すきっかけになる内容でした。
この本の読みやすさのイメージ
350ページくらいの内容です。
1〜2日程度は、かかると思います。
親子の対話形式なので、会話を聞いている感じで、スイスイと読みやすい本だと思います。
初心者に向けた内容だと思いますが、株式投資についての基本知識をおさらいするのに、良い本だなと思いました。
ではでは。