【「人気No1」にダマされないための本】数字をどう見るどう読む?数字にだまされていない?

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「人気No.1」にダマされないための本 [ 小林 直樹 ]
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「人気No1を頂きました」
「魅力度ランキング1位」
「日本人は諸外国と比べて劣っています」

ネットニュースやネットショッピングで、こんな情報が流れてきたら気になりますし、商品を買うか買わないかの判断にも影響が出てきます。

この本は、色々な調査結果やデータを根拠に「人気No1」とか「ランキング1位」などと語られる答えが

その答えは本当なのか?
データの取り方や比較の仕方が適切なのか?
結果ありきで都合よく切り取っていないか?

こんな視点で、出回っている色々なデータの中を見ていきます。
「No1にだまされない。」こんな訓練になる一冊です。

目次

第1章_人気No1にダマされないために
第2章_世界vs日本・・国際比較調査の落とし穴
第3章_都道府県ランキングに一喜一憂するなかれ
第4章_「若者の〇〇離れ」のウソ・ホント
第5章_調査結果は「つくれる」か?
第6章_過去との比較なら調査条件を要確認
第7章_ネットで分かる栄枯盛衰

 

この本の内容拾い読み

都道府県魅力度ランキング

毎年恒例の都道府県魅力度ランキング。
この結果に反応する自治体も多く、毎年その様子も報道されたりと、やはり気になるランキングの一つのようですが、この調査は民間の調査会社が実施している「地域ブランド調査」の一つなのだそうです。

この10年以上の期間、1位が北海道、2位が京都で、沖縄や東京が続く感じが変わっていません。下位争いは、茨城、埼玉、佐賀、栃木で、このあたりが常連になっているようです。

この調査はブランド総研というところが行っている調査で、一人当たりに15〜16県を提示して、どの程度魅力があるかを問う方法とのこと。

この方法である以上は、このランキングは報道では住みたい街に変換されがちですが、どちらかというと旅行に行きたい場所という結果が出がちな調査のようで、観光資源を多く抱えた県が強いといった構造のようです。

 

終わりに

ランキングデータが、この本にはたくさん出てきますが、どれも背景や調査方法によって、イメージと違う意外な結果が出るケースがたくさんあります。

欲しい結果がある場合に、誘導できるような聞き方や、調査対象の選択をすることで、欲しい結果を作ることができる場合があるようです。

その結果を元に、報道やネット記事で情報のイメージの刷り込みや、情報の信憑性を補強したりといった流れもあるようで、データに振り回されないように気を付けることも大事かなと感じました。

データの見方や、作られ方のいろんなケースを知りたい方は、本書が参考になりそうです。

ではでは。

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