「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」を読んでみました。面白かったです。
|世界史はしんどい思い出|
学校教育で習った世界史ですが、個人としてはあまりいい思い出が無いジャンルでした。試験前に頑張る教科というイメージです。なぜって、
「一度つまづくと、繋がりが分からない。」
「登場人物がいきなり消える!」
「なんでこんな事件や出来事が起きたの?」
こんな感じで、最低ラインをギリギリ生き延びた記憶が甦ります。
大人になり色々と本を読むようになると、世界史から引用される言葉や出来事が多く出てきて、「このままだとなんかまずいな」とずっと思っていたのですが、本屋さんで世界史の本を探すと受験対策感の強いものが大半で、「試験を受ける訳じゃないんだけどなー」という感じで、結果、何もしない。が続いていました。
|歴史は物語だったと認識させてくれます|
あるところから世界史ならと、この本を勧められて読んでみました。
私の世界史でつまずいた3大理由が、全て解消されている本でした。
この本の冒頭に書かれていますが、学校で教える世界史は、時代と国の授業を進めるルートが、教科書だとぐちゃぐちゃで、そりゃ気を抜いたら「繋がりは分からなくなるし、登場人物は消えるわ」という感じです。
この本は、時代と国の歴史を可能な限り、串刺しで進めてくれます。年号は本章では出てこなくて、なぜこんなことが起きたのかが説明されていて、物語を読んでいる感覚になります。
300ページ強の本なので、すぐ読み終わる本では無いですが、読みやすいので、楽しく最後まで読めます。私のような世界史につまずいた方にはオススメです。
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