【お金について色々考えたい】サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」を読んでみました。

この本ってどんな本?

お金についての人間心理について、貯蓄や、投資や、浪費などのシーンから、著者がこれらのことを色々な視点で考えてみる内容です。最後には著者自身の貯蓄や投資についても書かれています
話題のお金関連の書籍とのことで、読んでみました。1章から20章までの各テーマに対して、色々なデータを基にして、お金と人間心理を解説してあります。この本は高校生くらいから読んでほしい本です。貯蓄、投資、浪費について、色々な情報を知ることができます。この本の内容を知っているのと、知らないのとでは、お金に対する考え方に違いが出てくると思います。

この本をオススメしたい方は?

・高校生以上の方
・自分の資産運用やお金の使い方を見直したい方
・近代のお金や経済の歴史が知りたい方

この本のざっくり紹介

|お金関係の歴史は浅い?
貯蓄や投資についてアメリカの年金制度が1978年まで存在していなかったそうです。そんな背景もあり、アメリカの65歳以上の労働者の割合は、1930年代までは5割を超えていたとのことで、基本的には死ぬまで働くものだったそうです。もっと昔からの制度と思っていたのですが、結構近年だなと思いました。

今では投資の選択肢としては、なかば常識化しているインデックスファンドも50年くらいの歴史なのだそうです。ずっと昔から存在していると錯覚してしまうことが本当に多いなと、この本を読むと感じます。

|複利の威力は凄まじい
「複利の力はすごい、時間を味方につけろ」このワードは投資の勉強を始めると、よく聞くワードで実体験としては投資歴が浅いこともあり、イマイチ凄さを実感できていないのですが、この本でも、その凄さと大事さについては解説されています。

投資界のスーパースターのウォーレン・バフェットさんは、複利の力を強力に受けたようで、この本の執筆時には個人資産が845億ドルだそうですが、そのうち60代半ば以降で得た金額は815億ドルとのこと。複利恐るべしです。ここまでくると何が何やら・・・

|別のゲームをしているプレーヤーから学んではいけない
この本ではいくつかの戒めであったり、やるべきではないことが書かれているのですが、その中でもこの、「別のゲームをしているプレーヤーから学んではいけない」は、本当に気をつけないとなと感じたことです。

極端な例として、デイトレーダーのAさんと、20年レベルで株を保有し続けようとするBさんでは、いい株の定義は違っていて、AさんとBさんから、お勧めされる株のリストはおそらく違うはずです。

投資の期間や目的が違う人、つまり別のゲームをしている人からの情報を鵜呑みにはできないということで、このAさんBさんくらい極端なら判断もつきやすいのですが、この境界が曖昧になってくると、判断が難しい。勉強を続けないと資産を守るのは難しそうです。

ページ数と読みやすさのイメージ

300ページくらいの内容です。
読み切るまでには、最低でも3日は欲しいところです。構成は20章の区分けになっていますので、細切れに読んでも問題ありません。

読みやすい文章だと思いました。サラサラ読むとまではいかない内容ですが、「ふーん」「へー」と思いながら読むことになると思うので、思ったよりも時間がかかるのでは?
話題の本というのも、納得できる内容でした。
面白かったです。ではでは。

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