これが日本の正体! 池上彰への42の質問

これが日本の正体! 池上彰への42の質問を読んでみました。

この本ってどんな本?

池上彰さんに国内の課題や現状などを、42個の質問に答えるかたちで解説をしてある本です。
内容は政治や経済や教育などの大きなテーマですが、質問内容は改めて聞かれると「なんでかな?」といった内容が多くて、本を読むと「あーそういうことだったんだ」という納得がたくさん出てくる本です。

結構知らないことばかりだな。と感じる方が多いのではないかなと思います。例えば『なぜ日本の首相が直接選挙で選ばれないの?』の質問に対して、現在の仕組み、今までの歴史、そうならない理由、そうなった場合どんな未来が予想されるのか?などに対しての解説が書かれています。

池上彰さんの解説なので、とにかくわかりやすいです。

この本をオススメしたい方は?

・中学生以上の、社会に出る前の学生さん
・国内の現状や仕組みの一般常識チェックをしてみたい方
・社会人は年齢に関わらず一度は読んだ方がいいと思います。

この本のざっくり紹介

|現代社会の入門書
この本、国内の現代社会の本になるのですが、この本を読むと、実は知っているつもりで、あまりよく分かっていなかった。ということが結構出てきます。ニュースに見え方が少し変わると思います。
執筆がコロナが起きてからの本なので、コロナワクチンやテレワークについても書かれています。現代社会の入門書として読んでも良いかなと思います。予備知識があまりなくても読みやすい本です。

大きなテーマとして、政治・制度・教育・女性・働く・経済・グローバル・の7テーマを題材として扱っているのですが、現代社会の本としては一冊の中にかなり手広いジャンルを扱っていますので、現代社会の入門書としても良いかなと思います。

|いくつかは「へー」となると思います|
私は結構この本で「へー」となったのですが、特に大学の設置基準が小泉内閣の時に大きく変わって、その後に大学が乱立した情報については新鮮な情報でした。
私が昔に大学を受験をしたときには、そもそも大学というものに入るのが、競争率が高くて大変な時代だったという記憶なのですが、最近あまりそんなイメージが無い一因が分かった気がしました。

池上彰さんが昔NHKの職員として文部省を取材されていたそうで、特に教育関係の近代史の情報はリアルです。

ページ数と読みやすさのイメージ

250ページ弱くらいの内容です。
現代社会の解説本としては、本当に読みやすい本だと思います。私はスイスイと読み進みました。この本は一つの設問に対して4〜5ページぐらいで解説が完結するという構成が、42個のお題で続くという構成なので、各お題4〜5ページごとに、細切れに読み進めても全く問題がないかなと思います。まとめて読書の時間が取れない方にも良いかなと思います。
ではでは。

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