この本を読んで欲しい人
・アフリカの現在を正確に把握したい人。
・アフリカ全体の歴史をざっくり掴みたい人。
・アフリカは援助する国?実態を知りたい人。
目次
第1章_アフリカの「リアル」-イメージを覆す実像と注目ポイント
第2章_ヨーロッパに翻弄された歴史ー直線的な国境と強国の収奪
第3章_中国とアフリカの深まる関係ー「一帯一路」に組み込まれた国々
第4章_イスラム圏の北アフリカー「アラブの春」と民主化の挫折
第5章_南アフリカと「アパルトヘイト」-消えない人種差別と経済格差
第6章_日本とアフリカの関係ー「共に成長するパートナー」を目指して
この本のざっくり紹介
WikiImagesによるPixabayからの画像
アフリカのイメージってどんなものでしょうか?
年配の方には、24時間テレビで紹介される、援助される側の貧しい国というイメージが強いのでは?
世界史上では植民地のイメージが強いのですが、今では植民地というものが無くなり、現在54から55の国があります。現在の形に近くなってきたのは、結構近代で、アフリカの各地域で独立ラッシュとなったのが1960年で17カ国が独立しています。
将来的には、地球上の全人口の1/4がアフリカが占めるという予測があり、魅力的なマーケットになるのではとの期待が大きいエリアなのですが、その大きな人口を支えるアフリカ大陸はかなり大きな土地になります。
アフリカ大陸はめちゃめちゃ大きいのですが、大きさのイメージとしては、アフリカの西端から東端までの距離が、ほぼ東京からアメリカ西海岸と同じ距離なのだそうで、アフリカ大陸をわかりやすく大きさを表すのならば、アフリカ大陸が太平洋にすっぽりハマるといったイメージでしょうか?
魅力的なマーケットの可能性というプラスのイメージの反面、アフリカ大陸は歴史的に人種差別という暗い歴史があります。
有名なものはアパルトヘイトで、現在でもその影響が色濃く残っているようです。ラグビー好きな方には、南アフリカがアフリカ大陸では最も有名な国かもしれませんが、人種差別の影響は大きく、当初はチームに黒人選手は一人だけだったそうです。
プラスイメージもマイナスイメージも併せ持つアフリカ大陸の導入書としてはこの本は最適です。
池上彰の世界の見方シリーズもこれで最終巻ということで、シリーズ全巻を読んだ私としては、ここで終わってしまうのはとても残念です。
この本は、現代社会をわかりやすいだけでなく、新しい発見がたくさん出てくるのもこのシリーズの特徴で、現代社会を学ぶのには、かなりのオススメ本です。
最後に、このシリーズで特に面白かった一冊を紹介して終わります。
「池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾 分断か融合か」です。
ではでは。