近いようで、結構遠い「政治」
何やってるかよくわからない「政治」
誰がやっても同じかもと思いがちな「政治」
ニュースではちょこちょこ政治のニュースをみるけれど、政治家って何やっているのかよくわからなくないですか?
政治のニュースはその時に起きたことを報道するので、
そもそもなんでこうなった?
そもそもなんでそんな反応になる?
といったように、そもそもがわからないと、正直ニュースで何を言っているのかわからないというのが、多いのでは?
政治について知らなくてもこの国では生きていけるのですが、いい大人になってくると、このままだとなんか少しまずい気がすると思っている人も、かなりの数いるのでは?
この本は世の中のいろんなニュースと政治の関わりを、少ないページ数で、どんどん解説したものになります。
現代の日本の政治について学ぼうとすると、どの本を読めばいいのかと、本探しから難しいのですが、この本は短く内容がまとめられているので、現代の日本の政治について学ぶはじめの一歩としては、読みやすいかなと思います。
なんか政治を少しでも知っておかなきゃと思っている人には、お勧めの一冊です。
目次
CHAPTER1_私たちが幸せでないのは、「政治ガチャ」が原因なのか
CHAPTER2_知識は社会の見え方を広げる!西田流「政治」レクチャー
CHAPTER3_政治家をビビらせる第一歩 今の政党を知っておく
CHAPTER4_知識と考え方の軸を持つと、今の政治を判断できる
CHAPTER5_見られていると緊張感が生まれる 政治の監視で国が変わる
この本の内容拾い読み
景気良く海外に資金提供をするのはなぜ?
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
結構、日本は他の国に政府開発援助のお金を提供しています。
2022年はアメリカ、ドイツに次ぐ第3位で、日本の出資額は174.8億ドルで、1ドル140円とした場合に、日本は2022年は約2兆4000億円の出資をしています。
ニュースを見聞きしていると、別に日本国内が特別裕福でもないと思うのですが?
毎年国債から補正予算を捻出しているのになぜ?
と思うのですが・・・
理由は大きく二つあり
「先進国としての責務」で、人道支援や国際平和や安定のためのお金
「安全保障上の結びつきを強化する」
「安全保障上の結びつきを強化する」をわかりやすく言うと「味方を増やす」ということで、開発が必要なインドやアフリカなどと関係を深める目的があるのだとか。
資源の少ない島国日本には必要なお金となっているようです。
左翼と右翼とリベラルと保守
Guren-The-ThirdeyeによるPixabayからの画像
選挙の時期になると、左翼(左派)と右翼(右派)とリベラルと保守。このあたりの単語が飛び交うのですが、なんとなくわかるようでわからないこれらの言葉。
右翼(右派)・保守・・・・・「昔からの風習や伝統を守ろう」
左翼(左派)・リベラル・・・「価値観を変えて、理想社会を作ろう」
ざっくりとした区分けはこんな感じになるのですが、わからなくなるのが、日本における右翼(右派)・保守は「昔からの風習や伝統を守ろう」となるはずが、憲法改正を強く推していて、「価値観を変えて、理想社会を作ろう」としている左翼(左派)・リベラルが憲法改正に反対の立場をとっています。
民主党は左翼(左派)・リベラル政党で、とはいえ政権を握った2011年付近では「価値観を変えて、理想社会を作ろう」という原則とは違う政策も多かったようで、実際にはままならないことも多いようです。
終わりに
2024年に衆議院選挙の年です。
投票率が高かろうが、低かろうがどうであれ、この先の国の舵取りを与党に任せるのか、野党に任せるのか判断が下ります。
この本を読んで、予備知識を入れておくと、見え方が変わっていくような気がします。
ではでは