Anemone123によるPixabayからの画像
Z世代って何者?
イメージが一言では表せないけど、なんかいる。
この本は、平成28年から令和5年までの間に、大学生から社会人になって働いていく、俗にいうZ世代の若者を描いた小説です。
その彼らがいろんなことを考えて、大学のサークルを選び活動し、社会人になるときに職業を選び、働きながら色々と社会に向けて発信をしようとしていきます。
色々な登場人物がいるのですが、彼らに共通しているのは、大学生から社会人になって働いていくZ世代の人たちという点です。
彼らが選択するもの、選択する理由、ものの考え方・・・・などなど
エンタメ小説なので、ある程度は極端な切り方をしていると思うのですが、Z世代の観察を続けるといった内容になります。
正直、こんな人、こんな若者いるのか?
というのが、素直な感想なのですが・・・・
この本を読んでから、この本についての書評などをいくつか読んだのですが、
この本の主人公世代のZ世代の人たちが、この本の感想として「共感する部分が多い」という内容が結構ありました。
この本が、ある程度Z世代を反映させているのだとすれば、この世代の若者たちは、どうにもつかまえきれなくて、なんとなく他人事で、バーチャル感が強くて・・・オジサン世代はこんな感想を持つ人が多いのでは?
結論として、
「会社で働く「オジサン」は、全員読んでおいた方がいいです」
直木賞候補作になっただけのことはあって、本当に面白い小説です。
ではでは。