「気分を管理するって難しい」
「不機嫌な自分は好きになれないし」
「外部からやってくる不機嫌の原因ってどうしょうもない」
働いていると、不機嫌な人を見つけるのは難しいことではないですし、不機嫌な人と働くと嫌な気分にもなります。
嫌な気分になるならまだしも、こっちまで不機嫌になってしまうこともままあるのでは?
この不機嫌という状況は間違いなく「楽しくない」んです。
不機嫌な気分にならないように、せめて自分で気分の管理をしましょうというのがこの本になります。
気分を変えるための106個のテクニックが書かれた一冊になります。
106個のテクニックの全てが、誰にでも当てはまるわけではないと思いますが、いくつかのテクニックは確実に自分の気分を管理する技として使えるものが出てくると思います。
自分が不機嫌になってしまうことで、新たに不機嫌な人を作らないためにも、
人生を「楽しく」するためにも、一読をオススメします。
目次
第1部_「気分」の下地をつくる習慣
第2部_上機嫌な人ばかりが周りに集まる習慣
第3部_落ち込んだ心を立て直すメンテナンス習慣
第4部_人生がすべてうまくいく、「気分」のコントロール習慣
この本の内容拾い読み
素敵な環境に身を置く
Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像
仕事の憂さ晴らしに集まって酒を飲む。
不幸自慢、病気自慢で集まる。
顔を合わせれれば、愚痴から会話が始まる。
などなど、ポジティブとは反対のことが生活に組み込まれている環境から、そもそも手を切ってしまうことをこの本ではオススメしています。
そもそもポジティブな人はこういった人とは付き合わないから、ネガティブの集団にいる限りは、ネガティブの環境からの改善が難しいので、いい環境を選ぶことが重要のようです。
極端にいい環境として、オーシャンビューのホテルでの目覚めは絶対気分が良いはずだし、ちゃんとしたレストランの食事は背筋が伸び、振る舞いも優雅になるなどの環境の改善をしていくと、気分のコントロールもしやすくなるそうです。
少しでも素敵な環境を作るための、努力は気分の向上の役に立ちそうです。
「格好良い」かどうかを基準にする
Nicola GiordanoによるPixabayからの画像
物事の判断基準として、「自分が格好良いと思えるかどうか」
を基準とすることをオススメしています。
結構簡単な基準で、格好良ければGOで、ダサければやめる。
こんなシンプルなやり方で、全てを乗り切れないのは事実なのですが、意外に有効なテクニックなのだそうです。
普通に生きていても働いていても、判断に悩むことはたくさんあって、普通であれば関係性や利害などたくさんの判断材料を総合して、悩みながら答えを出すのですが、
「自分が格好良いと思えるかどうか」を一つの判断指標にすると、結果はどうあれ、自分が納得できる答えに近づく気がします。
さっさと縁を切るべき人5タイプ
Ronald CarreñoによるPixabayからの画像
・相手の善意を利用する人
・やたらと口を挟みたがる人
・思い込みが激しすぎる人
・陰口が大好物の人
・ひどい気分屋の人
この5タイプが縁を切るべき人なのだそうですが、確かにこれらの人との付き合いはしんどい。
プライベートは自然に排除していけるのでしょうが、職場では簡単に排除できないのが問題なのですが・・・・
仕事であれば、付き合いをゼロにすることは難しいので、距離を取ったり接点を減らしたりなどの努力が必要そうです。
終わりに
ライフハック、メンタルハックなどの生活や気分に関する話題や、書籍が増えてきたように思います。
現代人が弱くなったというよりは、現代は世の中が複雑になり、情報が多くて、物事の進化スピードが早いんだと思います。
素敵な人生にするために、気分のコントロール、機嫌のコントロールをする。
いい考え方だなと思います。
ではでは。