「数学」どこで挫折しましたか?
学生時代に「数学」が苦手なまま、卒業を迎えた人は結構いるのでは?
「数学」が中学ですでに苦手だった人には、高校でも「数学」が苦い思い出になっているのでは?
大人になって、「数学から逃げきれた!」と思った人でも、意外に数学は身の回りにいて、「数学的思考」なんて言われてしまうと、数学が苦手な人は、なんかいろんなものを諦めなければいけない気になってきます。
説明するまでもなく、数学の厄介なところは、積み上げていく学問なので、「中学数学は全くダメだったけど高校数学からがんばりまーす」という技が使えないところです。(他の教科はどうにかできるのですが・・・・)
この本は「中学数学の3年分の数学を一気におさらいしてしまおう」といった内容になっています。
ただし、計算問題を解くわけではなく、なんでこうなる?とか、こいういう考え方とか、のように理論中心の構成になっています。
諦めていた数学を取り戻すチャンスかもしれません。
目次
第1章_図形
第2章_数と式
第3章_確率
第4章_関数
第5章_統計
この本の内容拾い読み
素数
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
数学嫌いにはなんのこっちゃの数で、数学好きにはたまらないこの「素数」一体なんなんでしょうか?
素数・・・1と自分自身以外では割り切れない2以上の整数
そう言われましても・・・なんですが。
この割り切れないという特性は数学の世界では興味深い数字のようで、使い勝手がいいそうなんです。この素数はその特性からも古代ギリシャから現代に至るまで、さまざまな研究が行われているんだそうです。
しかもこの「素数」無限にあるそうで、昔の数学研究者のユークリッドさんが、素数は無限にあることを証明したんだそうです。
世紀のベストセラー「原論」
Wolfgang EckertによるPixabayからの画像
世にベストセラー本はたくさんありますが、数学界のベストセラーはユークリッドさんが書かれた「原論」になるそうです。
登場したのは紀元前3世紀ごろの世界最古の数学の教科書で、実際に20世紀の初頭まで使われたのだとか。
数学の本なのですが、この本が伝えられてきたのには証明問題を解くために必要な「論理的思考」の考えが書かれていたことが大きいようで、この論理的思考を学ぶ一冊として、エリート層に受け入れられてきたのだそう。
第16代アメリカ大統領のエイブラハム。リンカーンは弁護士修行時代には持ち歩いていたそうで、アインシュタイン、ニュートンなどの世界の偉人に愛された一冊だったようです。
終わりに
この本は中学までの数学を網羅した内容になっているのですが、「こんなに広い範囲だったっけ?」そう感じます。
「そりゃ少しでも気を抜けば、脱落するなー」と再確認してしましまいました。
範囲は中学数学であっても、数学にある程度強くないとこの本を理解するのは、結構大変なことです。
自分の数学力を試してみては?
ではでは