「なぜ、人と仕事に困っているのにSNSを始めないんですか?」を読んでみました。
警備保障会社が、人材獲得と企業イメージアップのためにSNSを始めて、これらの問題が解決した話をもとに、若者層に知ってもらうためのSNSの活用を解説した本です。
この本ってどんな本?
こんな方におすすめの本です。
SNS気になるけど、敷居が高いと思ってる方。
SNSでの企業広告を考えたい方。
SNSがよくわからないSNS素人の方。
SNSは若者の世界で、オジサンが入り込めない世界と思っていたのですが、オジサン達がたくさんいる警備保障会社で、人材確保のためにSNSを始めて、その結果、人材確保に成功した体験をもとに、企業PRのためのSNSのススメを解説した内容です。
企業PRの目的として、SNSができない、やれない理由は、この本で解消すると思います。
警備保障という業界は、人材確保が大変な業界だそうで2018年の東京都では、1人を採用するのに99人の競合と競い合う業界だったとのこと。
1990年代後半から2000年代前半生まれのZ世代に、情報を届ける手段としては、欠かせないツールだそうで、Z世代の採用活動で感じた、この世代の価値観や感覚についても知ることができます。
読みやすさのイメージ
200ページぐらいの分量で、
2〜3日ぐらいで読み終わると思います。
読みやすい本です。結構気楽な感じで読める本です。
伝えてくれることがシンプルで、内容が入ってきやすいかなと思います。
この本のポイントなどなど
始めることが大事
企業がSNSにチャレンジできない理由は、5個あって、
1_何から始めていいかわからない。
2_費用対効果が見えない、期待できない
3_若い人の気持ちが理解できない
4_時間がない
5_炎上が怖い
このあたりに収束するようです。体裁が悪い、プライドの問題は5に分類されるそうですが、覚悟を持ってとにかく始めることが重要とのことで、広告費に余裕のない企業はやらない理由が無いとのこと。
1から5どれも、SNSをやらない理由付けにはなりそうです。「まずは始めるべし」とのこと。確かに、やらないと何もわからないのは間違い無いです。
Z世代に届けるのは大変
Z世代。1990年代後半から2000年代前半生まれを指すようですが、オジサンから見たZ世代の価値観の違いに愕然としたとのこと。
一番の違いは情報量だそうで、各種のSNSで常に大量の情報に接しているとのことで、Z世代の少し上の世代だと、何かある際には目的を持ってネット検索するのだそうで、オジサンから見れば、Z世代もその少し上の世代も、どちらも若者なのですが、彼らの中にも違いがあるそうです。
もう一つの顕著な傾向として、下の世代に行くに従って、節約思考なのだそうで、この本で出てくる特徴的なエピソードとして、「月一本のゲームソフトを買う余裕があればそれでOK」という若者に遭遇したそうです。
著者の方は、理解できないとのことでしたが、私も理解できません。さすがに、稼いで、大きな家を建てて、外車に乗って、良い時計を身につけて・・・まではいきませんが、ゲームソフト一本で充分とまでは思えない・・・
終わりに
Z世代に代表される若者でなければ、SNSと距離を置いて暮らすことは、大きな問題もなく可能なので、そのままの状態にしておくオジサンは多いと思いますが、新しいものの触れるのは大事だなと感じました。
ちなみにこの本を読んで、TikTokをスマホに入れてみました。大京警備保障を検索してみました。なんとなく本で書かれていたことがわかる気がします。本を読んだらTikTokでチェックすることをオススメします。
ではでは。