日本株?投資する意味ある?
投資はアメリカ投資信託一択でしょう。
日経平均はバブルから上がってないんだから。
新NISAが始まり、投資関連の話題が多い中、人気はS&P500や、オールカントリーといった指標に沿った運用を行う「投資信託」
現代では正解とされている、こららの投資ですが、私たちが住む日本の株の話題になることは、非常に少ないです。
失われた10年、20年・・・と言われ続けた日本株に投資することに意味を感じない人は多いです。
この本は、日本株が全く上がらなかった時代はもう終わりで、本のタイトルにもあるように、「日経平均10万円時代」が10年後には来ると考えています。
時代は変わっても、リスクヘッジのためには、資産は投資は分散が基本です。
日本に住む私たちが日本株に投資する先があるのなら、S&P500や、オールカントリーといった海外株以外に、分散先として日本株という選択肢を検討する価値があるのでは?
ちょっと日本株のこれからを学んでみませんか?
目次
第1章_海外投資家が日本株を買っている理由
第2章_「日経平均」は10年後に10万円を超えている
第3章_生成AIの本格普及が「運用のあり方」を変える
第4章_「10年後」をつくる銘柄はこれだ
第5章_10年後を「みんなで」考える理由
この本の内容拾い読み
投資は悪なの?
Csaba NagyによるPixabayからの画像
日本人には投資は「悪」という呪文にかかっています。
「お金の話をすること自体が、褒められたことではない」
「貯金が一番。貯金以外は怖いもの」
「バブルで株がボロボロになったことを忘れてはいけない」
多分、このあたりが組み合わさって、投資に臆病な国民性が出来上がったのではないかと思うのです。
投資をする人しない人5000人にアンケートを取ったところ、「資産運用、資産形成のイメージ」を聞いたところ、リスクが高いと答えた人が1/3、損をすると答えた人も1/3、他にもネガティブな回答が多かったのだそうです。
日本人の国民性を表しているようですが、現金を手厚く持つのも日本人で、平均で資産の54%を貯金で持つのだそうです。
日本人には投資は強弱はあれど「悪」と捉える感覚なんだなと感じます。
PBRが1倍割れの企業に改善要求。でもなんで?
東京証券取引所がPBRが1倍割れの企業に改善要求をしたのだそうですが、どういう状況なのでしょうか?
まずはこの状況をざっくり解説すると。
企業が持つ資産から負債を引いたものが「純資産」で、
この純資産を発行済みの株式数で割ると「一株あたりの純資産」になり、
PBRは株価を一株あたりの純資産で割ったものになります。
PBR=株価 / 一株あたりの純資産
PBRが1倍割れということは、株を売るより会社を解散して株主に分配したほうが、株主の手元に残る金額が大きい状態なので、だったら解散したほうがいいんじゃないのという状態を指すそうです。
確かに証券取引所としては、お客さんとなる株主に対して申し訳ないという論理になるようです。
終わりに
「日経平均10万円時代」が来る!
50代以上の方々には、素直に信じることができないワードです。
新NISAが始まって、海外株式が大人気になるのもわからなくはないのですが・・・・
資産分散を真剣に考えるのなら、改めて日本株の認識を学び直す必要がありそうです。
この本で学び直してみては?
ではでは。