「Airbnb 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法」
を読んでみました。
Olya AdamovichによるPixabayからの画像
エアビーアンドビー(以下エアビー)って何?
私の場合はまずはそこからです。
結構知らない方も多いのでは?
とあるホテル関係の小説を読んでいた時に、エアビーの名前がでてきていて、
そこでその存在を知り、そこからネットで調べて、この本にたどりつきました。
この本は、「民泊」をサポートする会社としてエアビーがスタートして、
2008年の創業から、一気に巨大企業にまで上り詰めるまでのストーリーを
描いた本です。
この本の出版ギリギリの、2017年までのエアビーの取り組みや打ち手などが
描かれており、一気に急拡大していく企業の様子の凄みを感じる内容です。
その中で、ホテル業界との摩擦や、各国ごとの規制などをクリアしながら、
進んでいく過程は、エアビーも、ホテル業界、どちらの立場でも大変だな。
と考えさせられます。
ちなみに本書には出てきませんが、日本でも似たような問題はあるようです。
創業者が、「この会社は宿を提供するだけの会社にはならない!」と、
述べられているのですが、現在のエアビーのホームページを見ると、
宿だけでなく、体験や、スペース貸しなどが商品になっています。
宿を提供する会社に、旅行代理店、ワークスペース供給会社を加えた、イメージ
なのかなと感じました。
企業の成長ストーリーを描いた本はたくさんありますが、
この規模をこの短時間で達成し、しかも現在進行形で成長中というのは、
あまり見たことの無い内容の本ではないかと思います。
原文は英語で書かれた本の、日本語訳の本なので、文体的に少し読みにくい感じも
ありましたが、少し頑張って50ページくらいを一気に読むと、慣れて読みやすくなります。本は少し厚いですが、エアビーの成り立ちに興味がある方にはオススメです。