「私たちはなぜこんなに貧しくなったのか」を読んでみました。
面白かったです。
最近出版された本で、年金や税金や金融政策などの、
主に平成時代の歴史が通しで書かれている本です。
書かれた方が経済ジャーナリストの方で、厳しい書き口ですが、
年金が現在の形になるまでに、色々変化をし続けた歴史や、
消費税の使われ方の遍歴や、平成の金融の出来事で、
リーマンショックとか、サブプライムローンとか、バブルなど、
「詳しく知らないけど、なんとなくあったよねー」といった
出来事を説明してくれています。
正直、ニュースを見ても日銀がどうこうとか、年金制度がどうこうとか、
その時に起きたことは、伝わりますが、
「なんでこうなった?」「そもそも何やってるの?」は解らないので、
別で本を読んだりしないとだめだなーと、思っていた私には、
ピッタリの本でした。
平成の間に起きた経済の出来事を把握したいなと思われる方には
オススメです。
ビジネス書としては、少しだけ情報量が多い部類に入るかなと思います。
ただ、構成は細かい章分けになっていますので、小分けで読んでも、
ストレスなく読み進められます。