「目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】」
を読んでみました。
この本ってどんな本?
日本経済が成長しなくなった理由から始まり、金融や財政や税金についての、現在の日本の状況。経済学者や経済理論についての考え方も書かれている、そして厳しい批判と解説が続く、そんな本です。
この本のざっくり紹介
この著者さんは、京都大学を出て、経済産業省に入省し、エディンバラ大で博士号を取得というのが、略歴だそうです。
簡単な書き口で進むのですが、表紙のソフトな感じと違って内容は、ヘビーで、過激です。
日本経済が成長しなくなった理由から始まり、第一部は金融や財政や税金についての、現在の状況を解説してくれます。特に税金については、消費税については衝撃的でした。
その後、第二部として経済学者や経済理論についての考え方が書かれているのですが、この第二部の内容が激しいです。「敵・・・多すぎません?」というくらいに、近年から現在までの経済の政策について、厳しい批判が続きます。
基本的には、近年から現在の経済政策は、間違いというのが、著者の主張の一つで、あまりにも今まで聞いてきた情報と違いすぎて・・・・
読みながら、私の頭の中では
「うーん、合ってます?」
「なんか、理論破綻してません?」
「でも、そう・・・だよなー」
このループが続く感じでした。
この本をオススメしたい方は?
日本の経済政策が何やってるのかよくわからない。
でも、ニュースを見てもよくわからない。
こんな人にはオススメです。
内容はかなり高度と思いますが、わかりやすく書いています。
ページ数と読みやすさのイメージ
300ページ強の内容で、かなり考えながら読むタイプの本なので、時間は少しかかるかもしれません。
日本経済について、テレビなどで報道されているものを、主流というならば、少し違う見方の本だと思います。
刺激的な内容でした。興味のある方はぜひ。