(Hermann TraubによるPixabayからの画像)
「図解ポケット MMTのポイントがよくわかる本」を読んでみました。
・・・・ずーっと気になっていた『MMT』
・・・・なんか、よくわからない『MMT』
少しでもこの疑問が解決するか?ということで、本屋さんでいくつかの候補本の中から、
一番優しく教えてくれそうと思ったのがこの本です。
結果、本の内容がどうこうというよりは、シンプルに「そもそも理論が難しい」です。
読みやすい本でしたが、理解が難しいパターンの本でした。
「国にはたくさんの借金があります、国の家計を黒字にしましょう」
たまにテレビなどで聞くお話で、確かに家庭で考えると毎年赤字の状態は最悪で、
確かにこのままでは、国が破綻する!というお話には、『確かに』思っていたのですが、
この本の解説では、家庭と国を一緒に考えるのは無理がある。との話が展開されます。
MMT理論の主張は、
「自国の通貨であれば、政府はいくら借金があっても支払い不能になることはないし、
政府支出の財源としての税収も必要ない」
とのこと。
「そんなバカな」ですよね。「いやいや、無理です」ですよね。
ただ、この本を読み進めると、私の理解力では100%腑に落ちるわけではないの
ですが、理論上成立するかも・・?と思えてきます。
この本を読むと、日銀と銀行と政府のお金の流れが見えてきて、緩やかに2%インフレの
状態にしたいというのが、アベノミクスの目標だったようなのですが、そのあたりの
ことも、おぼろげながらも見えてきます。
100%理解するのは難しいかもしれませんが、それでも入門編としては、
読みやすい分類の本なんだろうなと感じました。
・・・・ずーっと気になっていた『MMT』
・・・・なんか、よくわからない『MMT』
こんな方は、この本から初めてもいいかなと思える本です。