「ジェイソン流お金の増やし方」

「ジェイソン流お金の増やし方」を読んでみました。

芸人の厚切りジェイソンさんが、自分の資産の、具体的な運用方法と管理方法を紹介した本です。ジェイソンさんが実際に行っている、お金のセーブの仕方、株価指数に連動するインデックファンドへの投資について解説してあります。実際に購入している銘柄についても教えてくれます。投資初心者向けの本で、実際にインデックスファンドを購入する手順なんかも、解説してある本です。

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・投資を全くやらない貯金派の方
・「株式投資は怖いよね〜」と考えている方
・自分の資産管理をいつか、どうにかしないとなと思っている方

こんな方々にはオススメの本です。
「投資＝そのうち大損してお金を失う」この認識が日本人には多いと思いますが、ジェイソンさんは完全に投資推進派で、堅実な安全性の高い投資の方法と、運用方法が紹介されていて、「投資＝そのうち大損してお金を失う」では無いということが書かれています。

ジェイソンさんは、無駄使いについては気になる方で、本書の中でも節約方法についても、結構しっかり書いています。仕事内容や暮らし方などで、全ての方に当てはまるわけではないと思いますが、このくらいお金を失うことには敏感な方で、そのジェイソンさんがオススメする投資とその方法なので、少しは安心して検討できる方法だと思います。「株式投資は怖いよね〜」と思っている方にはオススメの本です。

２００ページ弱くらいの内容です。
ものすごく読みやすい本です。スイスイ読めます。読書に縁がない方でも結構楽しく読み切れるのではないかと思います。インデックス投資という手堅い投資方法を紹介した本の中では、相当読み易い部類に入ると思います。投資初心者向けの本ですが、具体的な方法まで書いてあるのにもかかわらず、この読みやすさはスゴイです。

資産管理と資産運用について、厚切りジェイソンさんが解説してくれているのですが、厚切りジェイソンさんのイメージは、「Why？ジャパニーズピーポー」の人だったので、お金関係の話をされてもねーと思っていたのですが、この人かなり優秀な方です。お笑いのジェイソンさんからの振り幅がデカすぎます。

この本では、以下のテーマについて解説が進みます。

詳しくは、本書を読んでいただければと思うのですが、ジェイソンさんはアメリカ株推しで、市場に投資した場合は、株価が落ちても戻るからとの考えがあります。本書の中でもありますが、アメリカ株の一番悲惨な暴落は、１９２９年の世界恐慌（歴史の授業で聞いた気が・・・）この時は、株価が元の値段に戻るまで２５年で回復、１９８７年にブラックマンデーで、株価が下落して２年後には回復。リーマンショックは５年、コロナショックは５か月と、世界恐慌の２５年は心が折れそうですが、回復しているのは、さすがアメリカという感じですね。

投資関係の本は、いくつかの株や投資信託の選択肢を出して、ここから選んでね方式が、多いのですが、この本では個別銘柄を言いきっています。読んでいる側としては、著者のおすすめが明確な方が理解しやすくて、いいなと思いました。言いきるのは勇気が必要だったんだろうなと・・・

本当に、理解しやすくていい本だなと思いました。
ではでは。